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YOS

Author:YOS
パイプ・スモーキングをメインにしたBlogです。
だんだん増えてきたパイプ、自分でもよくわからなくなってきたので、整理・記録しておこうという思いから開設しちまいました。
というわけで手持ちのパイプをぼちぼち紹介していきたいと思っています。

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Smoking Pipes Japan
 
前回のYELLO-BOLEのPotがけっこう美味しかったので、これはもうちょっと吸ってみないとと言うことで、KBBもう1本いってみました。とても小さなパイプで、重さもたったの15gしかありません。チャンバーも小指がやっと入る程度で、アメリカ人にもこんなパイプが作れるんですね~。ほんの僅かに下方にベントされたステムもカッチョ良い♪

今回のKBBはImperialというグレードの、とってもスレンダーなダブリン。シェイプNo.は#3135。4ケタのうち下2ケタ、つまり#35はKaywoodieのシェイプでいうところのYacktってことです。YachtというとDUNHILLとかでYachtsmanってシェイプを見たことがありますが、なんとなくDublinよりも細くてスマートな感じだった気がするし、まさにこのコもそんな感じ。Kaywoodieだと1928年と 1936~1938年の間に製造されたシェイプみたいですが、はたしてこのパイプはどうなんでしょう?
参考URL: http://www.grayfoxonline.com/numberid.html

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YELLO-BOLEの印はシャンク左側とステム上の2ヵ所にインレイされているので、前のPotよりは古いモデルってことになるんでしょうか。いつものラッカー仕上げですが、今回は状態が良く、今のところラッカーを剥がす必要もないのが嬉しい。
ボウルの後ろ側に大きな埋めがあるものの、グレインはクロスグレインで横から見たらかなりイケてる気がします。

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チャンバーの黄色いコーティングは底のほうだけ残っているのか、はたまたタダの地肌なのか。煙道の出口にはショベル型のアルミ・フィルターの先っちょが顔を出しています。そのフィルターはネジ込み式。テノンもメタル・テノンで届いた時はしっかり固着していたフィルターですが、ステムにアルコール注いでフィルターの先のほうの穴に精密ドライバーを垂直に突っ込んでヒネったら簡単に抜けました。

写真ではわかりにくいけど、シャンク左側の刻印はわりとパッキリしています。フラットな底面にはWUの刻印がうっすら。WUって何ですかね。それからビシッとALGERIAN BRUYEREの文字。

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さて、やはりこのパイプはショートスモーク用って感じなのかなと思います。「さあ、旨いタバコを吸うぞ」って気分のときなら、もう少し長くプカプカできるパイプに手が伸びそう。
刻みの細いビュテラのペリカン詰めて吸ってみたが、さすがにラタキア系にはもう少し火皿サイズが欲しいというか、煙量が足りなくて物足りない感じ。ヴァージニアだと甘みも出て旨いのだが、それでもこんだけ火皿が小さいとさすがにピーク短いというか、ピークが来る前に終わってしまうというか。うん、やっぱり少しパンチ力に欠けてる気がする。
アルミのフィットメント外して吸ってみたらまた印象が違うのかも知れないけど、そんなことしなくても他にも普通に吸って旨いコや個性的なコが出番を待ってるのが悩ましい♪
う~む、KBB(Kaywoodie)の迷路に迷い込んでしまったかも知れないw

Measurements & Other Details

Shape: Yacht (Dublin)
Length: 134.0 mm
Bowl Height: 37.0 mm
Outside Diameter: 26.6 mm
Chamber Depth: 31.0 mm
Chamber Diameter: 15.5 mm
Weight: 15 g
Stem Material: Vulcanite
Country: USA

Nomenclature:
KBB(logo)
YELLO-BOLE
REG.U.S. PAT. OFF
Imperial
CURED WITH REAL HONEY
3135
WU ALGERIAN BRUYERE
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たまには趣向を変えて、レストア前の写真から。
というわけで、素人パイプ・コレクターの鬼門、KAYWOODIEに懲りずに手を出してみた。と言っても今回はKBBのYELLO-BOLE。そして今回もライバル不在で落札したワンコイン・パイプ、不安がよぎります。
ちなみにこういうパイプに入札する時は、だいたい別のパイプで負けた直後ってのは秘密w

kbb2j.jpgkbb2l.jpgkbb2k.jpg

とりあえず、ざっとレストア完了。黒ずみやら何やらでムラだらけだったのは、あいかわらずラッカー仕上げのせいもあってで、このあたりは前回のKAYWOODIE同様にレストアしていて嫌になる。結局ペーパー使っちゃいました。

で、シェイプNo.は#9185B、スクエア・シャンクのPotです。フヒヒ、今回は4ケタだぜ♪と勇んでみたものの、あらら下2ケタの#85はヘビー・シャンクのビリアード・シェイプらしく、91というグレード/フィニッシュも不明・・・。このパイプが製造された時代には、KAYWOODIEのシェイプNo.とは互換性がないんでしょうか。やっぱし不安的中かw
参考URL:http://www.grayfoxonline.com/numberid.html

kbb2a.jpgkbb2b.jpgkbb2c.jpg

けどまあ、それにしてはなかなかカッチョよいPotだしコレはコレで良い。シェイプ見る感じでは意外にカッチリ造られてる気がするパイプだと思います。インナーリムに白っぽいところが残ってるのは、YELLO-BOLEのハチミツ成分でコーティングされた名残り?

kbb2d.jpgkbb2f_20090809224757.jpgkbb2e.jpg

チャンバーを覗き込むと、アルミのフィットメントが火皿底まで顔を出していて、そのため煙道径がやたら馬鹿デカい。モーティスがそのままの太さでチャンバーまで貫通してる感じ。これはフィットメントなしで吸ったら口の中が葉っぱだらけになりそうなので、付けて吸うしかなさそうだ。フィットメントのせいで吸うたびにステム外して掃除せなイカンとなると面倒くさい。

エッジを面取りされたスクエア・シャンク左側のロゴはかなり薄くなっている。まあペーパーかけちゃったしな。しかしこの写真じゃ何もわかりませんね。一応クローバー印にKBBのロゴは読めるんですが。
ところでTWO WAY BITというこのパイプのライン名、何が2WAYなんでしょうか。手元に届く前は、いわゆるツイン・ボアなのかとも思ったけど、全く違う。ステム裏にはDES.PAT.117975の刻印。

kbb2h.jpgkbb2g.jpgkbb2i.jpg

そのステム、リップにはいかにも後から加工されたような跡。PAT.No.でググってみると、1939年の12月5日に取得されたPATENTにヒット。なるほど、これがTWO WAY BITの正体でしたか。おそらく上向いて開けられたスリットと、真っ直な細い煙道の2WAYに分かれて煙が口に中に入ってくるってこと?
このパイプ、どう見ても不自然な加工跡なリップだと思ったけど、上向いた煙道になってたのを途中でブった切ってるワケね。気持ちはわからんでもないですがちょっと残念。泣かないで特許出したヒトw
というわけで、PAT.のイラストはこんなです。このパイプの製造年代は少なくとも1939年よりは後年ってことになりますね。

pat117975.jpg

さて、ところでお味はどうかと言うと、PotはやっぱしラタキアかとWESTMINSTERで一服してみましたが、何だこの濃い味♪う~む、かなり旨いです。

Measurements & Other Details

Shape: Pot
Length: 136.0 mm
Bowl Height: 41.3 mm
Outside Diameter: 39.0 mm
Chamber Depth: 35.0 mm
Chamber Diameter: 22.2 mm
Weight: 39 g
Stem Material: Vulcanite
Country: USA

Nomenclature:
"TWO WAY" BIT
KBB(logo)
YELLO-BOLE
HONEY CURED BRIAR
9185B
KAYWOODIEのSUPER GRAIN、ミリタリー・ステムのブルドッグ。
これっていう自分好みのシェイプをあまり見つけられなかったり、ねじ込み式のステムがズレてたらどうすんのでしょう?みたいなのもあるけど、結局は狙いどころがわからないのというのが一番の理由で縁のなかったKAYWOODIE、このたびウチにも1本。
こういうスリムなアーミーにはめっぽう弱いってのもあり、金欠ってこともあって$5くらいならばと入札して放っておいたら$4.95のスタート価格で落ちた。つまりは誰にも見向きされなかったというわけで、多分そういうことなんでしょう。(笑)
というわけで不況のさなか、ワンコイン・パイプです。w

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さて、初めてのアメリカン・パイプ~KAYWOODIEってことで、ちょっと勉強してみました。
SUPER GRAINというのは1931年から現在まで作られているグレードらしいということ。非常によく見かけるのはそういうことなんですね。
eBayに数多く出品されているKAYWOODIEですが、1919~1938年のものは4ケタの番号が刻印されていて、味にも定評があるらしくコレクターに人気があるようです。4ケタのうち下2ケタはシェイプNo.で、1939年以降~1972年までは2ケタのシェイプNo.だけが刻印されている、ということでいいのでしょうか。
<参考URL>
http://www.grayfoxonline.com/super.html
http://www.grayfoxonline.com/numberid.html
このコはシャンク右サイドに050Bの刻印が打たれており、一応50Bのラウンド・シャンクを持ったミディアムサイズのブルってことで良さそうですが、1つ余分についてる0が示すのは、お家芸のスクリュー式の金属フィルターを持たないアーミー・マウントってことですかいね。これが2ケタの範疇に入るのか僕には謎ではありますが。

kwd1b.jpgkwd1c.jpgkwd1f.jpg

ステムは柔らかいプラスチックのような噛み心地で、これぞモールドの見本って言う感じ。リップの開口部も狭く四角く、人の手が入ってるというよりは機械の仕事って雰囲気です。あと、かなりの中間煙道。
ところでその煙道ですが、とっても大径。綿棒がスッとチャンバー底まで入っていく位であるからして、多分うちのパイプでも最大じゃなかろうか。もしかしたらラタキア系が旨いかもしれないとコモンウェルス詰めて吸ってみたら、いやいやコレはコレでなかなか旨いじゃないですか。

というわけで今回はレストア前の写真も載せてみます。
kwd1h.jpgkwd1g.jpg
セラーがeBayに掲載してくれてた写真ですが、リムは堆積したタールで黒ずみ、ボウルのそこかしこに残る黒ずんだシミは多分ラッカーかワックスっぽいのが残ってて変色した感じ。
塩漬けしてリーミング&煙道のクリーニングなどひと通りやったあと、水蒸気をあててシコシコ拭いて、そんでまたエタノールで拭き拭きしたらステインもほとんど取れちゃって、くすんだナチュラルみたいに。そのままだとリムに残った焦げっぽい黒ずみが目立つので、オレンジと茶色を混ぜて再ステインしたら今のような状態に出来上がりました。

今回は、この程度のヤレ具合ならどこまでキレイになるかっていうのを試すのと、逆に言えばどの程度のヤレ具合のパイプなら買ってOKかっていう自分的な基準を計るっていう意味もあったので、なるほどこのくらいなら許容範囲だというのがわかって良かった。

と、このパイプ吸いながらあれこれ書いていて、やっぱりこの煙草もっと旨いハズだったって気がしてきた。もちろん自分の吸い方を棚に上げてのことですが。w
まあ、もうちょっと色々吸って試してみるとしよう。

というわけで、安けりゃ少々ハズレでも良いという考えに反省しながら、レストアは楽しかったし話をそっちに持っていきつつ、いつかまたKAYWOODIE手に入れるなら4ケタ。w

Measurements & Other Details

Shape: Bulldog (round shank)
Length: 144.0 mm
Bowl Height: 42.2 mm
Outside Diameter: 37.3 mm
Chamber Depth: 35.0 mm
Chamber Diameter: 19.0 mm
Weight: 32 g
Stem Material: Vulcanite
Country: USA

Nomenclature:
KAYWOODIE
Super Grain
IMPORTED BRIAR
050B
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