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YOS

Author:YOS
パイプ・スモーキングをメインにしたBlogです。
だんだん増えてきたパイプ、自分でもよくわからなくなってきたので、整理・記録しておこうという思いから開設しちまいました。
というわけで手持ちのパイプをぼちぼち紹介していきたいと思っています。

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Smoking Pipes Japan
 
SASIENIのセカンド、BERKELEY CLUBのラスティックのポット。シェイプNo.は#58ってことで、タウンネームで言うところの名物シェイプ“MOORGATE”。
1930年代のプライスリストによると、BERKELEY CLUBはOLD ENGLANDと同価格帯で、ラスティックの仕上げもほぼ同じ風合い。50~60年代のフライヤーとか70年代のプライスリストにその名がないのを見ると、どこかで消えちゃったのでしょうか。しかし、そんなに古そうなパイプには見えないし、もしかしたら地域による使い分けがなされていたりしたんでしょうか?全く知る由もありませんが。

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さて、ショート・レングスなとこが迫力の大口径を強調して、愛嬌のあるSasieniの#58。子供のときによく作ったタミヤのプラモデルで一番好きな戦車はドイツ軍のブルムベアだったけど、どっか雰囲気に相通じるものがあるような気がする。そして、ブルムベアのカッチョ良さを引き立てるには、横に普通のⅣ号戦車とかが並んでなきゃいけないワケで、うん、パイプが増えるのってそういうコトか。w

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ステム左側にはBERKELEY CLUBの頭文字をとったBの刻印。開口部は狭くて、ここらへんもOLD ENGLANDと同じ。トップに堆積したタールを取ったらインナー・リムはベベル状にカットされていました。
銜えたときのバランスも意外に良くて、なるほど頭でっかちな分、全長を短くして使い勝手に気を配った結果がこのアンバランスなシェイプなんですね。長い必要なんて、全然ない。う~む、MOORGATEっていいなあ。まあ、これ手に入れたから、もう多分ファーストを買うことはないと思うけど。

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というわけでOLD ENGLANDの773Rとのツーショット。ボトムの刻印、この#58のほうには2ケタのシェイプNo.の前にグレードを示す“7”は打たれていないみたいなので、こっちのほうがちょっと新しいのかな。
しかし、どっちも大口径のチャンバーがまさにラタキア入りのタバコを吸うためのパイプって感じで、これ吸ってるとSASIENIとラタキアってほんと相性いいと思う。

Measurements & Other Details

Shape: Pot
Length: 130.0 mm
Bowl Height: 42.0 mm
Outside Diameter: 40.8 mm
Chamber Depth: 37.0 mm
Chamber Diameter: 23.0 mm
Weight: 44 g
Stem Material: Vulcanite
Country: England

Nomenclature:
MADE IN ENGLAND (rugby ball)
BERKELEY CLUB
LONDON MADE
58
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SASIENIのセカンド連投です。今回はサンドブラスト・フィニッシュのWINDSORのカナディアン、シェイプNo.は#44。タウンネームで言うところの“Amsbury”ってやつらしいです。ちなみにカナディアンってシェイプはこれで2本目。実はあんまし好みじゃなかったりして。

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ブラストは特にどうってことないけど、めちゃスリムでカッチョ良い。誰ですかカナディアンは横から見たらスリムでカッチョいいけど上から見たらイマイチでカッチョ悪いなんて言ったの。w
SASIENIにこんなカッチョ良いというか、気の利いたシェイプあるって知らんかったですスンマソン。こんだけ薄いシャンクからボウルにかけて僅かにアタマをもたげたようなシルエットなんか、精度悪かったらヒールの肉厚がヤバくなりそうなもんなのに、さらにそこにブラストかけてるわけで。

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ステムの上面には“W”の刻印がうっすらと残っています。
そのステムはややルーズ・フィット気味。これってもしかしたらテノンにアルミのフィルターが差し込まれていたせいなのかもと推測。つまり、シャンクもテノンも細くて、もちろんテノンの肉厚も薄いから、フィルター挿したらテノンの径が広がってちょうど良い塩梅になりそうな気がします。

windsor1d.jpgwindsor1e.jpgwindsor1i.jpg

リップの開口部のフレアは、OLD ENGLANDとかと比べたら広めに開いてます。WINDSORはROYAL STUARTとかと同じく、セカンドの中では上のほうのグレードっていうのを感じられる部分かも。
味的なことを言うと、ヴァージニア吸ってみた限りでは前回のROYAL STUARTと似た感じで、たしかにSASIENIの味で旨いんだけどキャラは薄め?このコも掃除が足りないのかも。

最後に、CharatanのカナディアンGBDのロバットに囲まれての3ショット。このコのスリムさがわかるカットです。ロバットと比べてもアレですが。w

Measurements & Other Details

Shape: Canadian
Length: 151.0 mm
Bowl Height: 44.0 mm
Outside Diameter: 31.5 mm
Chamber Depth: 41.0 mm
Chamber Diameter: 19.4 mm
Weight: 25 g
Stem Material: Vulcanite
Country: England

Nomenclature:
Sasieni
WINDSOR
LONDON MADE
44



ところで44番というと44マグナムのイメージからか、野球の世界じゃ強打者が多いですね。44番っていうあのランディ・バース。それにフィルダーとかブーマー、ウッズに古くはブリーデン。王さんの前のHR世界記録保持者のハンク・アーロンとか。関本、おまえもまた44番つけられる位がんばれ~。
まあ、イギリス生まれのこのコにゃ全然関係ないこぼれ話でした。w
SASIENIのセカンド・グレード、ROYAL STUART。シェイプNo.の#47はタウンネームで言うと“Marlow”。どこの町だか知らないけど、「タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない。」の探偵フィリップ・マーロウを連想させる、ちょっと大きめのビリアード。なんだかタフそうでしょ?w

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ハッキリ言ってシェイプもフィニッシュもそんなに好みではなかったんだけど、PC立ち上げてeBay開いたら$10そこらで終了直前だったので勢いでつい手を出してしもた。w
しかしセカンドだけあって埋めはけっこう目立ちます。ぱっと見ても5~6ヵ所はあって、これだ!っていうシェイプならまだしも、セカンドならやはりラスティックとかサンドのを狙うべきかなと個人的には思います。グレインも、とっても凡庸。

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リムにはちょっと焼けて黒ずんだ部分あり。底はフラットで自立するので使い勝手は良いです。シャンク・サイドにスペースがあるから仕方ないけど、せっかくフラットなボトム部分に何の刻印もないのが少し淋しい気もします。

rs1d.jpgrs1e.jpg

ステムには、うっすらと“S”と読めそうなスタンプ。Sasieniの頭文字をとったものだと思いますが、ROYAL STUARTだとRSっていうのも見たことある気がするし、Sを盾印で囲んだのも見るような気がするけど、これは囲まれてない“S”のような気がします。ここらへんは年代による変化?
ちなみにステム自体は薄くて銜えた感じはとってもいいです。リップ・スロットもけっこう広めに開いていて、OLD ENGLANDとかよりはちょっといい感じ。

ヴァージニア吸わせたら旨そうと思ってサミュエル・ガーウィズのFVFで一服してみたけど、う~む、普通。いや、普通に旨いことは旨いし、SASIENIの味ではあるんだけど、流石SASIENIって思うほどあのキャラが出てこないというか。S/Aは1回やったのだけど、煙道の掃除はもう1回キッチリやり直すべきかな~。

Measurements & Other Details

Shape: Billiard
Length: 160.0 mm
Bowl Height: 47.0 mm
Outside Diameter: 35.7 mm
Chamber Depth: 40.0 mm
Chamber Diameter: 19.2 mm
Weight: 37 g
Stem Material: Vulcanite
Country: England

Nomenclature:
MADE IN ENGLAND (rugby ball)
Sasieni
ROYAL STUART
LONDON MADE
47

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SASIENI FOUR DOT RUSTICのブルドッグ、タウンネームは“BROOKLANDS”。
前回のポットはけっこう厳しい状態で、USEDパイプの醍醐味を味わいつつもある意味その洗礼を受けたSASIENIのFOUR DOT。ってことで虎視眈々と狙ってたリベンジ的1本がブルになるとは自分でも予想外。とりあえず・リベンジ。w

しかしBROOKLANDSですよ。BROOKLANDSと言えば往年の名レーサーたちが名勝負を繰り広げたサーキットのあるところ。ちょっと古いオートバイ好きにはたまらんネーミングです。この幾何学的でエッジーなシェイプにそんなサーキットの町の名前がつけられたのは、僅かなミスも許されないハイ・スピードの世界を棲み家とするレーシング・マシンあるいはレーサー達へのオマージュなのではないでしょうか。(まさかブルだけにブルックランズなんてことはないかと思うが・・・w)

sasieni3a.jpgsasieni3b.jpgsasieni3c.jpg

こうして真横から見ると、博物館に佇む往年のクラシック・レーサーのような静かな迫力を感じます。ノートン・マンクスとかマチレスとかの。支えのモールまでレーシング・スタンドに見える。←幻覚です。

と妄想はここまでにして。w

こんなエッジの効いたシェイプがラスティックでちっとも崩れてないところがこのパイプの凄く気に入ってるところ。はちまき部分まで手を抜かずに彫られたラスティックの文様。僕ならここは手を抜くところです。w
真上、真下から見たらけっこう太めなシャンクが、ナナメから見たら細く見えちゃったりするのはダイヤモンド・シャンクのおもしろいところですね。サドルでなくテーパードなのもこのパイプをカッチョ良く見せてる点だと思う。いや~、カッチョ良いこれ。w

sasieni3i.jpgsasieni3h.jpgsasieni3g.jpg

ステムも刻印も、今回は良いコンディションです。刻印も全部読めちゃいます。わ~い♪
ちなみに刻印の上下にはおそらく最初のオーナーらしき人が彫ったらしきOCT 1964の文字。おそらく買ったもの何でも日付入れる人だったんだろなあ。僕の友人の父ちゃんがそうだったように。w
というわけで、このパイプは1960年代の前半に製作されたものと見て良さそうです。

sasieni3d.jpgsasieni3f.jpgsasieni3e.jpg

お味のほうも、あのポットまでとは行きませんが、当然かなりウマーです。
程度も味も良いってことで、しばらくSASIENIとかのファーストには手を出さなくて済みそうな抑止力抜群のテポドンを手に入れてマンセーな今日この頃。

Measurements & Other Details

Shape: Bulldog
Length: 139.0 mm
Bowl Height: 46.0 mm
Outside Diameter: 40.0 mm
Chamber Depth: 38.0 mm
Chamber Diameter: 19.6 mm
Weight: 37 g
Stem Material: Vulcanite
Country: England

Nomenclature:
ENGLAND
Sasieni
FOUR DOT RUSTIC
"BROOKLANDS"
初めて手に入れたSASIENIのFour Dotのポット。見てのとおり、ニッケル・シルバーのバンドでリペアーされています。

これは2本で$34で落札したうちの1本で、届いたときには煙道も詰まってるし、リプレイスのステムは途中までしかはまっていないとか、まあけっこうヤレた状態でした。
そこでステムはWalker Briar Works(以下WBW)にFour Dot入りのリプレイスメントの製作を依頼することにしました。(買ったとき付いてきた適当なステムは自作のうちの1本に移植。)

そしてDUNHILLのチェリーウッドと一緒に出来上がってきたリプレイスメント・ステムだったのですが、これが超タイトなフィッティングで、パキ~ンとシャンクにクラックが入ってしまってあらら。(涙)
WBWのデイヴさんに連絡したら、送料持ちでバンドでリペアーしてくれました。バンド代も無料。デイヴさんいい人!
というわけで、待ちに待った1服目はバルカン・ソブラニーで。いや~、これは旨いパイプです。僕の持ってるパイプの中でも多分ダントツ。OLD ENGLANDでSASIENIの味はとても気に入ってたんだけど、そのキャラをぐっと強くしたというか、とにかくどう吸っても甘くて旨い。

sasieni1a.jpgsasieni1b.jpgsasieni1c.jpg

Four Dotを再現してくれたWBW製のステムに目を移すと、DUNHILLのほうと違ってこちらはテノンが2段。リップ形状なんかも全く違うので、ベースにしているステムが違うのか、はたまた作ってる人が違うのか、って感じがします。リップ開口部なんかも、こちらのほうがかなり小さめだし。
ちなみにバンドのせいで目立たないけど、このステムもフィッティングはいまひとつかな。

sasieni1e.jpgsasieni1d.jpgsasieni1f.jpg

さて、SASIENIというとシェイプを示すタウンネームがあるのだろうけど、このパイプは刻印がほとんど消失していて、僕にはよくわかりません。セラー曰く、MOORGATEのMが見える、ってことだったけど、どうなんやろか。MOORGATEとはボウル形状が違うような気がするし、僕にゃそのMよくわからんけど。どなたかこのパイプのタウンネーム教えてください。w
ほとんど坊主の刻印でなんとか読めるのは、ラグビーボール状のMADE IN・・・と、LONDON MADEのアタマのほうがうっすらと、その下のPA・・・。PAから続くのは多分PATナンバーだということで、わかるのはPATナンバー廃止になる前の年代かなってくらい。1950年代以前のものってことになるんじゃろか。

しかし、こんだけウマイとなると次はもうちょっとキレイなSASIENIがどうしても欲しくなっちゃうわけで、んだけどまたポットのRUSTICを買うのもなんやしと色々悩みが増えて困った。w

Measurements & Other Details

Shape: Pot
Length: 137.0 mm
Bowl Height: 41.0 mm
Outside Diameter: 38.7 mm
Chamber Depth: 35.0 mm
Chamber Diameter: 20.5 mm
Weight: 39 g
Stem Material: Vulcanite
Country: England

Nomenclature:
MADE IN ENGLAND (rugby ball)
LONDON MADE
PAT No.150221/20
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